子宮筋腫

女性の五人に一人は子宮筋腫を持っているといわれています。
なぜ子宮筋腫ができるのか、はっきりした原因はわかっていません。子宮筋腫は子宮平滑筋の変性によって起こる良性の腫瘍であり、
発症するのは30~50代にかけて。それ以降、更年期が近づき女性ホルモンの分泌が減ると、筋腫も自然に縮んでいきます。
子宮筋腫は発生する部位によって自覚症状が異なります。生理時の出血が多い、止まらない、腹部の圧迫感、排尿困難、頻尿、腰痛など、症状は多岐にわたります。漢方薬は、3cm以下の小さな筋腫なら完治する例もありますが、すでにある程度の大きさになってしまった場合は、完全消滅を目指すのではなく、進行を止めたり、縮めることによって自覚症状を抑えることを目標とします。
中医学では、子宮筋腫は子宮内膜症と共通して、体の冷えやお血(血行不良)が大きな原因と考えています。
漢方薬では、婦宝当帰膠と冠元顆粒または血府逐お丸の組み合わせがよく使われます。生理出血が多く、止まりにくい場合は婦宝当帰膠と田七人参、冷えが強い場合は海馬補腎丸と桂枝茯苓丸を併用します。

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これらはほんの一例です。他にもたくさんの処方があり、使うお薬はその方の体質に合わせて選びます。メール相談をご希望の方は問診表にお入りください

  • 冠元顆粒(90包入り) 30日分
    効能・効果:中年以降または高血圧傾向のある人の次の諸症:頭痛、頭重、肩こり、めまい、動悸
    説明:中年以降の方、高血圧傾向の方の多くには、血液の循環が悪くなり、頭痛,頭重,肩こり,めまい,動悸といった症状があらわれます。中国の漢方医学ではこのような状態にある人を「お血症(おけつしょう)」といい、血行を改善するために用いられるのが「活血化お」という方法です。冠元顆粒は丹参をはじめ、せんきゅう,芍薬,紅花,木香,香附子の生薬を原料として作られた中国の薬です。

  • 田七人参茶(60包) 30日分
    田七人参は、別名三七人参・田三七とも呼ばれ、ウコギ科に属する植物の根です。中国南方の海抜1,200~1,800メートルの限られた地域でしかとれないため、かつては「門外不出」の特産品でした。昔の中国では特権階級の人々しかその恩恵にあずかれず、ゆえに田七人参は、金にも換えられない貴重品として「金不換」という別名も冠されています。主成分はサポニンで、フラボノイドやアミノ酸、豊富な微量元素も含んでいます。中国では家族の健康を考えて、料理に田七人参を加える主婦もいるとか。スポーツ選手の間でも、田七人参は無理なく体調を調える際に大いに活躍しています。

  • 血府逐お丸(720丸) 30日分
    効能・効果:中年以降又は高血圧傾向のあるものの次の諸症:頭痛、頭重、肩こり、のぼせ、動悸 活血化お剤のもっとも著名な薬が、中国・清代の名医〈王清任〉が処方した「血府逐丸」です。血(古く汚れた血)を取り除き、血をきれいにし、血液の循環をよくする薬です。

  • 桂枝茯苓丸(570丸) 約24日分
    「桂枝茯苓丸」は、漢方の原典「金匱要略(キンキヨウリャク)」に収載されている薬方で骨盤内の末梢血流を調節することによって、生理の痛み、生理不順などの症状に効果があります。また血行を良くすることによって、打ち身やしもやけ、しみなどにも効果があります。

  • 婦宝当帰膠(300ml 30日分
    効能・効果:更年期障害による下記疾患: 頭痛、肩こり、のぼせ、めまい、耳鳴り、貧血、腰痛、腹痛、冷え性、生理不順、生理痛 特徴:本品は当帰を主薬とし、十全大補湯という漢方の処方を基にしています

  • 海馬補腎丸(520丸) 26日分
    効能・効果:滋養強壮、疲労回復
    特徴:滋養強壮の薬で、疲労回復に効果があります。主薬としてタツノオトシゴ、鹿茸、オオヤモリの尾、オットセイや鹿の陰茎などの動物生薬に、朝鮮人参や当帰などの植物生薬が配合されています。