子宮内膜症

ひどい生理痛を訴える人の中には子宮内膜症の人が多く見られます。
生理不順や不妊症の原因にもなる病気ですから、病院できちんと検査を受けるようにしてください。子宮の内膜はエストロゲンとプロゲステロンという二つの女性ホルモンによって定期的に厚くふくらみます。これは妊娠の準備で、この間に妊娠がないと、ふくれた子宮内膜は剥がれ落ちて体外に出ます。これが毎月の生理です。
子宮内膜症は、この子宮内膜あるいは内膜と類似した組織が、何らかの原因で子宮壁(筋肉組織)の中に入り込んで増殖する内性子宮内膜症(腺筋症)と卵巣や直腸など子宮の外側の場所に移動して増殖する外性子宮内膜症の二つのタイプがあります。原因はまだ解明されていませんが、主な症状はひどい生理痛です。他に月経過多、排便痛、性交痛などがあげられます。子宮内膜症は女性ホルモンのアンバランスやお血(血行不良)が原因の一つになっていると考えられています。
漢方薬はホルモンバランスを整える海馬補腎丸とお血を改善する冠元顆粒、または血府逐お丸の併用が適しています。出血過多の場合は海馬補腎丸と田七人参、貧血症状のある場合は婦宝当帰膠と血府逐お丸を併用します。

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これらはほんの一例です。他にもたくさんの処方があり、使うお薬はその方の体質に合わせて選びます。メール相談をご希望の方は問診表にお入りください

  • 冠元顆粒(90包入り) 30日分
    効能・効果:中年以降または高血圧傾向のある人の次の諸症:頭痛、頭重、肩こり、めまい、動悸
    説明:中年以降の方、高血圧傾向の方の多くには、血液の循環が悪くなり、頭痛,頭重,肩こり,めまい,動悸といった症状があらわれます。中国の漢方医学ではこのような状態にある人を「お血症(おけつしょう)」といい、血行を改善するために用いられるのが「活血化お」という方法です。冠元顆粒は丹参をはじめ、せんきゅう,芍薬,紅花,木香,香附子の生薬を原料として作られた中国の薬です。

  • 田七人参茶(60包) 30日分
    田七人参は、別名三七人参・田三七とも呼ばれ、ウコギ科に属する植物の根です。中国南方の海抜1,200~1,800メートルの限られた地域でしかとれないため、かつては「門外不出」の特産品でした。昔の中国では特権階級の人々しかその恩恵にあずかれず、ゆえに田七人参は、金にも換えられない貴重品として「金不換」という別名も冠されています。主成分はサポニンで、フラボノイドやアミノ酸、豊富な微量元素も含んでいます。中国では家族の健康を考えて、料理に田七人参を加える主婦もいるとか。スポーツ選手の間でも、田七人参は無理なく体調を調える際に大いに活躍しています。

  • 血府逐お丸(720丸) 30日分
    効能・効果:中年以降又は高血圧傾向のあるものの次の諸症:頭痛、頭重、肩こり、のぼせ、動悸活血化お剤のもっとも著名な薬が、中国・清代の名医〈王清任〉が処方した「血府逐丸」です。血(古く汚れた血)を取り除き、血をきれいにし、血液の循環をよくする薬です。

  • 桂枝茯苓丸(570丸) 約24日分
    「桂枝茯苓丸」は、漢方の原典「金匱要略(キンキヨウリャク)」に収載されている薬方で骨盤内の末梢血流を調節することによって、生理の痛み、生理不順などの症状に効果があります。また血行を良くすることによって、打ち身やしもやけ、しみなどにも効果があります。

  • 婦宝当帰膠(300ml 30日分
    効能・効果:更年期障害による下記疾患: 頭痛、肩こり、のぼせ、めまい、耳鳴り、貧血、腰痛、腹痛、冷え性、生理不順、生理痛
    特徴:本品は当帰を主薬とし、十全大補湯という漢方の処方を基にしています

  • 海馬補腎丸(520丸) 26日分
    効能・効果:滋養強壮、疲労回復
    特徴:滋養強壮の薬で、疲労回復に効果があります。主薬としてタツノオトシゴ、鹿茸、オオヤモリの尾、オットセイや鹿の陰茎などの動物生薬に、朝鮮人参や当帰などの植物生薬が配合されています。